【シャンパンタワーの法則】自分を満たすことの大切さについて

家族を一番に考えて自分のことよりも家族のために尽くす母親
日本ではそういう母親像が根深く残っています。「子どものために」「夫のために」献身的な母親こそ素晴らしいと言われますね。

でも、シャンパンタワーの法則を知れば、家族をたっぷりの愛情で満たすためには、もっと大事にしなきゃいけないものがあることに気がつくことができます。

私自身も最近知ったこの法則は、家族がもっと幸せに過ごすために大切なことがギュッと詰まっていました。この記事では、シャンパンタワーの法則とママに大切にしてほしいことについてお話していきます。

「あなたにとっていちばん大切なものはなんですか?」

「あなたにとっていちばん大切なものはなんですか?」

そう聞かれたらなんと答えますか?
多くのママは「家族」「子ども」「夫」などと答えるのではないでしょうか。以前の私もそう聞かれたら迷わずに「家族!」と答えていたと思います。

でも、大切な「家族」のはずなのに、いつもイライラしてしまう。私ばかり家のことをやって夫は何もしてくれない、子どもたちが言うことを聞かずイライラする…なんでこんなに私ばかり苦しいんだろう。

そう思ってしまう原因は「私の中の一番=家族」にしてしまっていることが原因でした。



シャンパンタワーの法則とは

シャンパンタワーとはホストクラブや結婚式みかける、グラスをピラミッド状にして一番上からシャンパンを注ぐセレモニーです。

このシャンパンタワーのグラスを次のように見立てます。

最上部:自分
2段目:家族などごく身近な人
3段目:友達や職場の人たち
4段目:地域社会の人たち

シャンパンタワーは上からシャンパンを注ぐと、次の段次の段とどんどん下までシャンパンが満たされていきますね。
でも、「いちばん大切なものは家族」というママは、最上部の自分自身のグラスを満たす前に、2段目のグラスを満たそうとします。カラッカラの満たされていない自分のグラスから、どうにか家族のグラスを満たそうとしてしまうから、「私ばかり苦しい」という思いが出てきてしまうのです。

シャンパンタワーの法則とは、まず最上部にある自分のグラスを満たすようにすると、そこから溢れたエネルギーが自然と家族や周りの人々を満たしていく、という考え方です。

子どもが生まれてからなにもかも「子ども優先」だった

子どもが生まれてからの私は何事も子ども優先。

あそこのお店でごはんを食べたいなと思っても、「子どもが途中で泣いたら落ち着かないし」と諦める。
ちょっと買い物に行きたいなと思っても、「今子ども眠ってるし、やめておこう」と諦める。
好物の果物をもらったから食べたいけど、「子どもが食べたがっているから」と自分は我慢する。

いろんなことを「子ども」を理由に諦めたり我慢したりすることを繰り返してきました。
しかも、これって多くのママがなんとも思わず無意識にやってしまっていることが多いと思います。

それに加えて私の場合は「夫」を優先することも多かった。いつも仕事で疲れているし、ともっと頼りたいのに休日も自分で家のことをやってしまったりしていました。

こんな「我慢」「諦め」が続くような状況では、全く自分のグラスは満たされるわけがありません。

それって本当に家族が願っていること?

ママが「こどものため」「夫のため」とやっていることって、本当に家族が望んでいることでしょうか。
ママがたくさん我慢して諦めて、その結果辛くなる。そんなことを望む家族はいないと思います。ママには笑顔でニコニコ楽しそうにいてもらいたいと思っているはず。

ママがごきげんだと家の雰囲気もぐっと明るくなり、そのご機嫌は家族にも自然に伝染します。
ママこそ日々の「我慢」や「諦め」をやめて、まずは自分のグラスを満たすことを意識することが大切です。



自分の「したい」を優先する

私がシャンパンタワーの法則について教えてもらったとき、「自分の“したい”を優先する」ことを知りました。

外食をしたくなったら、する。
買い物に行きたくなったら、行く。
食べたいものは、食べる。

単純なことだけど、できないママが多いのも現実。私も自分の「したい」を行動に移すのに、とても勇気がいりました。

でも、やってみると拍子抜け。意外と子どもや夫って受け入れてくれるんです。そして自分の「したい」に正直に行動をしていると、自然と家族への感謝が溢れてくるんです。家族へその感謝をつたえると、子どもも夫も笑顔になって、家庭のの雰囲気がガラッと変わります。

これが、自分のグラスを満たすと家族のグラスも満たされる、ということなのだと実感しました。

薬膳で、ママの「したい」を応援できたら

私は、ママの「したい」を邪魔していることのひとつに「料理」があると感じています。

毎日3食、それにお弁当、おやつ。用意するのはほとんどがママの仕事。家族の健康を考えると、自然といろんなことに気をつけなくちゃと思ってきます。栄養バランスを考えて、添加物・化学調味料など体に悪いものを避けて食べさせたいと思うと、料理もまたママの負担になる行為です。
それに子どもが好きなものをとばかり考えて、自分の食べたいものを我慢した献立にしていませんか?


私は薬膳を始めてから、料理対するストレスがグンと減りました。
むしろ、惣菜や冷凍食品などを利用する機会が増えましたし、出す品数も減りました。料理にかける時間が減ったので、夕方家に帰ってきた子どもたちとソファーに座って一緒に過ごす時間を作れるようになりました。

それは、「きちんと料理をしなくちゃいけない」とがんじがらめになってキッチンにこもっていた私にとって、とても大きな変化です。
少ない品数や既製品を使用している献立でも、薬膳の知識を使ってつくっているという安心感がそうさせるのかなと思っています。そんなゆるい考え方でも体調が整っていることを実感できているからでもあるかもしれません。

ママの負担を減らせるように薬膳を気軽に学べる場所をつくりたい。そして、料理の負担が減ったぶんママの「したい」を出せる時間を増やしたい。
すこしずつですが、そんな講座を開いていけたらなと思っています。それが私の今「したい」ことです。

あなたの「したい」はなんですか?

今、「したい」ことはありますか?どんな小さなことでもいいんです。
「あのお菓子を食べたい」「あの服を着たい」「あの番組を観たい」
なにかひとつでも自分の「したい」を満たしてあげると、ちょっといつもと違った景色が見えてくるはず。
もう「したい」を我慢しないで、自分の気持ちを大事にしてあげてくださいね。それが自然と家族の笑顔にもつながっていきますから。

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