2021年9月7日は白露(はくろ)。
白露は四季を二十四等分した二十四節気で15番目の節気です。
二十四節気に合わせた献立、“暦ごはん”とともに白露について紹介します。
白露ってどんな日?
二十四節気とは、一年を二十四等分して考えたものです。
二十四節気って初めて聞いたというかたでも、「春分」「夏至」「秋分」などは耳にしたことがあるのではないでしょうか。
これらは昔中国から伝わったもので、日本に古くから根付いています。
その中で白露は、15番目の節気。
白露は暑さが寒さと入れ替わる時期。気温が下がることで朝露ができはじめ、朝もやの中で朝露が白く輝く…そんな季節です。
ちなみに二十四節気の日付は固定されていないので、毎年変わります。
今年2021年は9月7日から次の節気9月23日の「秋分」までの間が白露です。
白露の献立の立て方
朝晩の涼しさも際立ち、夏のおわりを感じるこの時期。
特に私の住む北海道では、日中でも羽織ものがほしいと感じる日も出てきています。
東洋医学では秋は「肺」に負担がかかる季節。
「肺」とは西洋医学でいう肺とは少し異なり、呼吸機能や水分代謝、鼻・皮膚とも深い関わりのある部分です。
この「肺」弱ると、風邪を引きやすくなったり、咳・鼻水・肌トラブルも出てきやすくなるといわれています。
また、乾燥をしやすい季節になりますので、合わせて対策をとっていきたいと思います。ただ、秋分までは乾燥対策に加えて、まだ暑さの対策も必要となります。体に残った余熱を取りつつ、乾燥対策という形が白露のベストです。
そして、まだまだ夏の疲れが残る時期。
我が家も暑い夏空の下、たくさんキャンプや外遊びをしたので、まだ若干体に疲労が…。
これからの寒くなる季節を元気に過ごすためにも、体力は必要!ということで、疲労回復も意識しました。
ちなみに「肺」を整えるために、薬膳では「白い食材」が良いとされています。
れんこん、梨、百合根などなど、この季節には白い食材を意識して取っていくことをおすすめします。
白露の献立
- きのこの炊き込みご飯
- じゃがいもとおあげのみそ汁
- れんこんと鶏肉の蒸し物
- きゅうりと長芋の和え物
- かぼちゃの塩バター蒸し
献立で使用した食材の効能について解説
使用した食材にはたくさんの効能がありますが、今回意識した点についてを紹介します。
・おなかのケアして、元気を養う:きのこ、お揚げ、白米、じゃがいも、れんこん、鶏肉、長芋、かぼちゃ
・熱をとり潤いを補給:れんこん、きゅうり
・肺をケア:れんこん、長芋
気候にあった食材を選んで元気な体に
いかがでしたでしょうか。
この時期は夏で疲れた体をいたわりつつ、「肺」をケアする食事がポイント!
秋冬を元気に過ごす体作りは今が要!
まずは白い食材を取り入れてみてくださいね♪
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