2021年10月8日は寒露(かんろ)。
寒露は四季を二十四等分した二十四節気で17番目の節気です。
二十四節気に合わせた献立、“暦ごはん”とともに寒露について紹介します。
寒露ってどんな日?
二十四節気とは、一年を二十四等分して考えたものです。
二十四節気って初めて聞いたというかたでも、「春分」「夏至」「秋分」などは聞いたことがあるのではないでしょうか。
二十四節気は昔中国から伝わったもので、日本に古くから根付いています。
その中で寒露は、17番目の節気。
寒露は「草木に冷たい露が降りる時期」という意味。
この時期になると朝晩はぐっと冷え込むようになってきます。秋の長雨シーズンも終わって、日中は秋晴れの過ごしやすい日が多くなります。
ちなみに二十四節気の日付は固定されていないので、毎年変わります。
今年2021年は10月8日から次の節気10月23日の「霜降(そうこう)」までの間が寒露です。
寒露の献立の立て方
寒露の献立のベースは白露や秋分と同じように考えていきます。
↓白露の献立はこちら↓
↓白露の献立はこちら↓
そのため「肺」のケアや「燥邪」に対する対応を意識していきますが、ここ最近雨の日もあるため潤わせ過ぎには注意が必要。
良い潤いは補給しつつ、体の余分な汚れた水分は出していくという考え方が必要です。
さらに、私の住む北海道はますます冷え込みが進みついに暖房をつけ始めました…。
体を冷やさないように五性のバランスにも注意が必要です。また、冬に弱りやすい「腎」のケアも少しずつ意識していきたいです。
寒露の献立
ひじきごはん
南瓜と玉ねぎの味噌汁
海老と野菜の炒めもの
きのこのホイル焼き
献立で使用した食材の効能について解説
使用した食材にはたくさんの効能がありますが、今回意識した点についてを紹介します。
・おなかのケアして、元気を養う:大豆、白米、れんこん、きのこ、人参、ブロッコリー
・血を補う:しめじ、人参、ひじき
・肺をケア:れんこん
・余分な水分を出す:大豆
・体を温める:海老
・腎をケア:ひじき、海老、ブロッコリー
気候にあった食材を選んで元気な体に
いかがでしたでしょうか。
毎日少しずつ寒さが増している札幌…スタッドレスタイヤやストーブのCMもガンガン流れています…。
北海道のこの時期は、秋の注意点に加え体を冷やさないようにしつつ、冬に向けて「腎」のケアも意識していきたいところ。
本州だと、まだ清熱食材がも必要かもしれませんね。
地域の気候に合わせた食材を意識しつつ、元気に秋をすごしましょう!
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