前回は、「水」についてご説明をしました。
今回は「精」について深堀りしていきます!
そもそも精ってなに?
精は生命の源になっているものです。
精には、両親から受け継いだ「先天の精」、口に入れた飲食物から作られた栄養物質が原料の「後天の精」があります。
生命の源ですので、「精が尽きる=寿命がつきる」というようなイメージです。
精の働き
成長・発育を促す作用
精は体の成長や発育を促してくれる働きがあります。
そのため、精が不足してしまうと、子どもの成長の遅れや、初潮(初めての生理)が遅い、生理不順などがみられることがあります。
大人では脱毛や足腰が弱くなるというような症状が出てきます。
生殖の作用
精は性行為や妊娠出産などの生殖機能や性機能を維持する働きがあります。
この働きが弱くなると、性欲の減退、不妊などの症状が現れます。
気血を作る働き
精は気の気化作用で血に変わることがあります。また、気を作るときにも関わってきます。
そのため、精の不足は気と血の不足に繋がります。
まとめ
以上が精の働きです。
「精をつける」ということばが身近にあるので、なんとなくイメージをしやすいのではないでしょうか。
精は年齢とともに減っていって、体は徐々に衰えていくものです。
薬膳からのアプローチで精を補い、老化を緩やかにするということも可能ですので今後お話していきますね。
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