二十四節気のごはん〜霜降

2021年10月25日は霜降(そうこう)
霜降は四季を二十四等分した二十四節気で18番目の節気です。

二十四節気に合わせた献立、“暦ごはん”とともに霜降について紹介します。

霜降ってどんな日?

二十四節気とは、一年を二十四等分して考えたものです。
二十四節気って初めて聞いたというかたでも、「春分」「夏至」「秋分」などは聞いたことがあるのではないでしょうか。
二十四節気は昔中国から伝わったもので、日本に古くから根付いています。

その中で霜降は、18番目の節気。

霜降は文字の通り「早朝に霜(しも)が降り始める時期」のこと。
空気中の水分が凍って草木の表面や地面につくと霜になりますが、この頃は朝晩の気温がぐっと低くなる時期なのです。

ちなみに二十四節気の日付は固定されていないので、毎年変わります。
今年2021年は10月25日から次の節気11月7日の「立冬」までの間が霜降です。

そう、もうすぐ冬!!!

 



霜降の献立の立て方

前回の寒露はこのような献立でしたが、ここに少し冬を意識した要素を入れていきます。

↓寒露の献立はこちら↓

秋に大切なのは「肺」のケアや「燥邪」に対するケアですが、次の立冬からは「腎」「寒邪」を意識します。

私の住む札幌は、もう朝晩は冷え込みが強く暖房が必要なくらいです。
冷えを感じる季節にもなっていますので、陽気を取り込むことも少しずつ意識していきます。

霜降の献立

黒豆ご飯
ロール白菜(黒木耳、人参入り)
百合根のグラタン(しめじ入り)
南瓜の醤油麹煮

 



献立で使用した食材の効能について解説

使用した食材にはたくさんの効能がありますが、今回意識した点についてを紹介します。

おなかのケアして、元気を養う:黒豆、白米、人参、牛乳、白菜、きのこ、米麹、かぼちゃ
肺をケア:牛乳、百合根、人参、しめじ
腎をケア:黒豆、黒木耳、しめじ
・体に潤いを与える:牛乳、人参、白菜、百合根
・体を温める:米麹・南瓜

気候にあった食材を選んで元気な体に

いかがでしたでしょうか。
全国的にぐっと冷え込みを感じる時期である霜降。体調を崩してしまう方もいるかも知れません。
この季節にあったものを意識して取ることは、揺らぎにくい体をつくる第一歩です。
ぜひ注意点を意識して食事を作ってみてくださいね。

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